【雑談】大学入学共通テスト「情報Ⅰ」の問題を解いてみました

休憩 雑談

1/18、19の両日、大学入学共通テストが行われましたね(私の頃は「センター試験」と呼ばれていましたが)。

大学入学共通テストに、今年度から追加された科目が「情報Ⅰ」です。
その「情報Ⅰ」の問題を、さっそく解いてみました。

点数を発表する前に、先に私の経歴に触れておきましょうか。
これまでプロフィールめいたものを書いたことがなかった気がしますし。

高校は電気科だったのですが、2年の途中から情報工学の道に進むことを決め、クラスメイト数人と放課後に「第2種情報処理技術者試験」(今の「基本情報処理技術者試験」に相当)の勉強を開始。
わからないところは情報分野に明るい教師に教わりながら、ほぼ独学で勉強。
3年の春試験は落ちましたが、秋試験で合格。
大学には、それを武器に工業高校生向けの推薦枠で入学しました(もちろん情報系の学科)。
私と同じ年に卒業した高校3年生で、「第2種情報処理技術者試験」に合格したのは、全国で4人か5人だったそうです(エッヘン)。
1人はクラスメイトで、もう1人は同じ大学の同じ学科に入学した学生でした(世間って狭い)。
母校のWebサイトを見に行くと、毎年何人か「基本情報処理技術者試験」に合格しているようなので、その草分け的存在になれたのかな?って思うと、嬉しく思います。

大学に入ってからは資格の勉強をやめていたのですが、パソコン教室でバイトをしていたため、新規講座を開くために「初級システムアドミニストレータ試験」を受験。事前にちょこちょこっと勉強して合格しましたが、経理など実務関連の部分に手こずった記憶があります(受験料は社長に出してもらいました)。
4回生の春に「ソフトウェア開発技術者試験」(今の「応用情報技術者試験」に相当)を受験するも不合格。
改めて、院1年の春に再受験し合格しました。
就職活動では、これらを武器に第1.3志望くらいの企業の内定をいただきました。

学位としては、情報工学修士ですね。

と、自分でハードルを上げたうえでの得点発表ですが…

72/100点でした。

あと10分あれば80点前後取れてたかな?
私にかかれば時間は十分余るだろうと予想し、前半慎重に入ったため、後半時間がなくなってしまいました。

問題を解いた感想としては、日進月歩の分野ですが、基礎をおさえた問題になっており、私の現役時代でも十分に解けた問題が並んでいたと感じました。
インターネット通販でおすすめの商品を表示するとか、WebサイトやアプリケーションのUIの設計など、今どきの話題を取り上げつつ、問うている内容は基本的な部分。問題としては素晴らしいものだと思いました。
ただ、ヴォリュームがどうだったのかな?という点が少し気になりました。
事前の試作問題などを見ずに、いきなり問題を解きはじめたので、少し手間取った部分がありましたが、私が解いて60分ギリギリ。とりあえず回答しておいて、あとで見直そうと思っていたところに戻る時間はありませんでした。
時間が足りなかった受験生も多かったのではないでしょうか。

第1問のデジタル署名やIPv6は比較的新しい話ですが、私の知識の範囲内。
7セグメントやチェックディジットは、私が高校生の頃からある話ですね。
Webサイト上でユーザにクリックされやすいメニューの位置は、実践的で面白い問題だと思いました。

第2問は、スーパーのポイントカードやオンラインストアのユーザ情報を用いて、販売戦略を立てるというもの。
これは、データ工学が専門で、社会人の私に有利な問題だったかな?
データの活用方法を考える基礎的な問題として、良い問題だと思いました。
後半は、集金をするときに釣り銭をどれだけ用意しておけば良いかというシミュレーションの問題。
1万回シミュレーションを行った時の結果のグラフがちょっと読みづらかったのですが、落ち着いて考えれば、点数を稼げた問題だったのではないでしょうか。

第3問は、プログラミングの問題。
問1は得点の稼ぎどころ。逆に言えば、ここで頭の整理がついていないと問2以降で躓きます。
プログラムの書き方が初めて見る書き方になっていて、読み方が良く分かりませんでした。
今改めて見ると、そういうことだったのかと納得しましたが。
あと、人が書いたプログラムって、アルゴリズムを理解するのにちょっと時間がかかるんですよね。
今回も、なぜ初期値が2なんだろう?って思うところがあって、ちょっと悩みました(あとで見直そうと思っていたところを見直す時間がなく、点数を落としました)。

話が脱線しますが、学生の頃は、高校時代からプログラミングを勉強していたこともあり、同級生たちに教える立場になることが多かったです。
私が書いたプログラムをそのまま見せれば簡単なのですが、私のこだわりは、どのようなアルゴリズムでプログラムを書こうとしているかを読み取り、問題点を指摘するというもの。
当然、私のやり方を好む人間もいれば好まない人間もいましたが、結果的には向上心のある友人らが周りに残ったかなって思っています。
他人が書いたプログラムを見て、どういったアプローチをしているのかを理解し、間違っているところを探すのは大変でしたが、私もひとのプログラムを見ることで、勉強になりました。
そんな中で、いい感じになった女の子がいたのですが、臆病風に吹かれて…って、そんなことはどうでも良いですよね(むしろそっちの方を聞きたかったりする?)。

第4問は、各地方、各都道府県の、旅行者数(出張等、帰省等、観光等)を、グラフを用いて分析するという問題。
尺度水準とか、箱ひげ図は、私は習っていないんですよね。工業高校だったからかなぁ?
子供が勉強している内容を見ていると、今は箱ひげ図は中学で習っているみたいですが。
尺度水準は、言葉と回答の選択肢から意味を推測して回答しました。
散布図や相関係数などが出てきて、落ち着いて分析すればそれなりに点数は取れたと思いますが、残り時間が足りなくて気がせいていると、実力以下の点数になってしまったかも知れません。

ちなみに、私は第1問で-5点、第2問で-9点、第3問で-7点、第4問で-7点でした。
時間がなくなって、最後の第4問の問4で5点失ったのが痛かったなぁ。
問2では、問題文に書かれた説明の確認が不十分で、自分がシステムを組むならという目線で誤った解答を選んで-3点。うっかりミスで-3点、気がせいてグラフが示している内容を把握しきれなくて-3点といった感じでした。
今、落ち着いて問題を解くと全部分かるんですけどねー
制限時間があると冷静さを欠いてしまいます。

試作問題等は一切見ず、いきなり試験問題を解いてみて72点。
私としてはもう少し欲しかったかなぁと思いますが、現役生たちの平均点はどれくらいになるんでしょうね。

それにしても、72点て、面白みのない点数ですね。
高得点を取って自慢げに公開するわけでもなく、自信満々でいたのに叩きのめされたってわけでもなく…
関西人として失格だななんて思っちゃう自分がいます。

久しぶりに頭をフル回転させたので、疲れました(^^;

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